日本の学校が合わない!不登校になったら留学も要検討

平成29年度の文部科学省の調査によると、小学校・中学校合わせて144,031人の不登校の子どもがいます。

「小学校は185人に1人」「中学校は31人に1人」という割合で不登校になるので、決して珍しいことではありません。

子どもが日本の学校教育に合わない場合、ぜひ海外で才能を伸ばすことも検討してみてください。将来、不登校をバネに世界で活躍できる社会人になれる可能性もあります。

今回は、子ども不登校になる原因、不登校の子どもが留学するメリット、留学できる年齢や留学費用などをご紹介します。

不登校になる原因は?子どもによって千差万別

子どもが不登校になる原因は、子どもによって異なります。

一般的には、「母親と離れることに対する不安が強い」「イジメられた」「授業についていけない」「厳しい校則に嫌気がさした」「集団行動を強いられることへの苛立ちが強い」「受験へのプレッシャーに耐えかねた」などが不登校の原因とされています。

深刻なイジメを発生させる「クラス制度」や、暗記偏重の「詰め込み教育」なども不登校の原因として指摘されています。

不登校になる子どもの多さを考えると、日本の教育方法に問題があることは明らかでしょう。とはいえ、教育方法は一朝一夕に変わるものではありません。

現在行われている「学校に登校して一斉授業を受ける」という日本の教育方法が合わない場合、ほかの教育方法を検討したほうが得策です。

メリットたくさん!留学を検討するべき理由

学校教育以外の学習方法としては、「自宅や塾で勉強して出席扱いにしてもらう」「フリースクールに通う」「通信高校に通う」などがあります。

このほか、英語圏の国に留学するという選択肢もあります。日本語が通じない外国に留学させるのは不安もありますが、海外留学には多くのメリットがあります。

英語力が身につくのはもちろんのこと、「自信がつく」「多様な考えに接することで視野が広がる」「進学・就職に有利になる」などのメリットもあります。

不登校の生徒を多数ニュージーランドに留学させているExEleven株式会社は、「大半の不登校児童は変わらなくてはいけないと考えている。日本の教育が合わないので留学にかける思いも強い。適切なサポートがあれば留学は必ず成功する」と語っています。

実際、同社が過去10年間にサポートした子どものうち、95%以上は留学期間を無事修了したとのことです。しかも留学を終えた子どもたちの多くは、「早稲田大学」「立命館大学」「オークランド大学」「クイーンズランド大学」など国内外の有名大学に進学しています。

留学できる年齢は?国によって受け入れ年齢が異なる

留学できる年齢は、国によって異なります。

留学斡旋会社である株式会社ウインテックの調査によると、単身留学の受け入れ開始年齢は「アメリカ10歳」「イギリス8歳」「カナダ7歳」「オーストラリア10歳」「ニュージーランド11歳」となっています。

なお、「親子留学」も可能です。「留学させてみたいけど不登校の子ども1人だけで海外に行かせるのは心配」という場合は、検討してみてください。

親子でリフレッシュできる可能性があります。また、最初に保護者同伴で行けば、次回は子ども1人でも行きやすいでしょう。

留学先は個人レッスンが多いフィリピンも要チェック!

英語力を身につけるための留学先として人気があるのは、「アメリカ」「イギリス」「カナダ」「オーストラリア」「ニュージーランド」の5ヶ国です。

最近は「マンツーマンレッスンが多い」「留学費用が安い」「日本に近い」などの理由から、「フィリピン」も注目を集めています。ただ、「フィリピン留学するとフィリピンなまりの英語が身につくのではないか」と心配する人もいます。

しかし、フィリピンの語学学校を100校以上も視察し、留学生1000人以上にインタビューを行った田中慎一氏は、「基本的に英語として通じるので、まったく気にする必要はない。なまりはすべての国の英語にあるし、日本語なまりのほうがひどい」と語っています。

留学の費用は?別途手数料が必要な場合もあるので注意

留学費用は、「国」「語学学校」「留学斡旋会社」「留学期間」によって大幅に異なります。

留学費用は1ヶ月50万円前後が相場ですが、物価の安いフィリピンは半額の25万円前後が相場です。留学期間を長くすれば、1ヶ月あたりの費用は安くなります。

また、「語学学校がある地域が都会か地方か」「宿泊する部屋が何人部屋か」「講座にマンツーマンレッスンが多いか少ないか」などでも費用は変わってきます。

まとめ

以上、子ども不登校になる原因、不登校の子どもが留学するメリット、留学できる年齢や留学費用などをご紹介しました。

留学は費用がかかりますが、子どもの希望に合致する学校であれば「英語力」「自信」「グローバルな視点」を身につけることができます。

日本で大学受験する場合は帰国子女枠で受験することができますし、海外の大学卒業後に日本で就職する場合も有利に働きます。

不登校は親子ともに辛い体験ですが、対応によっては将来の糧にすることができます。ぜひ、留学も検討してみてください。

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投稿者プロフィール

ryokuha
中学時代、いじめに遭うのを防ぐため必要以上に気を遣い、窒息しそうな毎日を送る。
普通高校に進学するも、我慢の限界がきて2年生のときNHK学園に転校。高校卒業後は私立大学に進学。
大学卒業後、図書司書や塾講師などを経験するなかで、子供を勉強嫌いにする日本の教育に改めて疑問を持つようになる。
現在、フィンランド教育やシュタイナー教育、七田式教育など、子供の才能を伸ばす教育を調べている。

引きこもり系運動のすすめ:山登りプロジェクト

不登校であったり、休みがちで、なかなか出かける機会がない、きっかけやタイミングがない、という小中高生のための山登りプロジェクトです。学校という機会がないと、なかなか運動する機会がないのが実情だと思います。運動する機会を作ることで、生活習慣を整えたり、気力が生まれるきっかけとなったらと思っています。また、心の悩みは人間関係から生まれてきます。集団で山登りをしますが、黙々と登っていただいてもかまいません。自然の中に身をおくことで、これまでと違った見方が生まれたらと思っています。

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